オリジナル商品の染色は、自社工場や京都の協力工場で行っています。
自社工場では、染めから仕上げまでの作業を一貫して行い、各作業工程での検査を通った一定の基準の商品のみを出荷します。そのため、安定した高い品質を保っています。
現場の人たちと語り合いながら、常に最良の染めを提案できるよう、新しい技術や工夫、道具の導入と改善に切磋琢磨しております。
熟練の技の継承と若手の視点による刷新を繰り返し、幅広い技術を持つ、質の良い職人の育成に努めております。
浅見の素材は、日本各地の白生地の機屋さんや錬屋さんと取り組んで生産したオリジナルの素材です。
「薄い」「軽い」「丈夫」に加え、着心地の良さや着やすさをコンセプトに開発を行っています。さらに、各使用目的に沿った機能を持つよう、糸や織り方、練りなど工夫し、浅見独自の基準で織られた素材です。強度に関しては、検査機関による検査と、社内試着による意見交換を行い一定基準に達したもののみを商品化しております。
胴裏は素張り、八掛、長襦袢などは自社で調合した仕上げ剤で風合いを心地よく整えています。増量剤などの薬剤は不使用ですので、絹本来の風合いや機能性を阻害していません。
「和ごころ」「品格」「季節感」「暮らしに馴染む」「遊び心」をデザインに込めたものづくりをコンセプトにしています。モチーフも童謡や詩歌、伝統模様など謂れのあるものから、幾何学模様や動植物柄など、日常で見慣れたもの等取り入れています。
お陰様で、過去に発表したデザイン数が400種類を超えることが出来ました。
浅見のデザインのもうひとつの特徴は、裏地や襦袢らしいおしゃれの発信。振りや裾にワンポイント入れた絵羽襦袢や柄八掛など、裏地屋専門店ならではの視点で提案を行っています。
同時に、着物や帯との相性にも着目し、引き立つ柄、馴染む柄などお好みに合わせた提案も行っております。
「伝統色」と「流行色」をそれぞれ取り込み、デザインやアイテムを引き立たせるよう配色や色の混色を工夫しています。
特に八掛は、業界屈指の色数を揃えた見本帳を作成し、さらに店内では見本帳の隙間を埋める色を用意した「棚下」より、お色を合せていただけます。
定番色に関しては、自社工場内で職人の勘とデータで高い色の再現を誇っています。
バーコードシステムの導入により、商品の所在や販売状況を常に管理しております。それにより販売数を予測、棚切れを最小限に抑えた製販計画を行っております。胴裏や定番の八掛や長襦袢などは、受注後すぐに発送準備に入ることで、出来るだけ早い納品を心がけています。
浅見は自社工場を構え、本社と工場は常に連携をとっています。その日に入ったお誂えの注文も、その日のうちに工場に連絡が行き加工ラインに追加されます。他にも商品加工の段階で発生した問題も即日共有され、解決に向けて話し合いが行われています。
多様化する要望に応えて、浅見では八掛も長襦袢も自社製品に限り、お誂えを承っております。着物のお色に合わせた八掛の別染めや、素材や色、柄の配置を変更した襦袢、さらには得意先好みの新しいデザインのご相談も承ります。ぜひ、ご利用くださいませ。
お客様のお手元には常に新しい商品をお届けしたい。その思いより、1点からの受注を承っています。
洗い張りや古い着物の染め直し、仕立て直しを含めた、着物のリメイクを承っております。ご要望の際はお気軽にご相談くださいませ。
「浅見で買ってよかった」「浅見と取り組みしてよかった」「浅見に勤めて良かった」
お客様、取り組み先や協力先、会社を支え共に勤める仲間、それぞれとの関連性を大切にし、尊重しあえるよう心がけています。
社員全員の名刺に「顧客サービス」担当と記し、日頃からその意識を持つよう義務付けています。その他、レクリエーションを通じて和の文化に親しむことで、広い視野のある社員の育成にも力を注いでいます。